Automation関連の廃止機能

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サービスの廃止

割と最近多いなと感じる Azure 関連のサービス廃止情報。

先日も SQL Database の Gen4 廃止 で、わたわたと対応した記憶があります。

Azure の更新情報(廃止情報に絞り込み)

上記の公式情報から、2023/04現在 Automation 関連機能の廃止機能が3点ほどありますので、まとめます。

実行アカウントの廃止(2023-09-30)

2023 年 9 月 30 日までに Azure Automation で Runbook をマネージド ID に移行してください

直近でかつ地味にインパクトが大きそうな、実行するための「仕組み」そのものの移行の案内となります。

既にマネージドIDを使っている or 実行する際に独自で用意した AADアプリ(サービスプリンシパル)を使っている 場合には対応は特に不要なようです。

移行方法は以下の通りとのことです。

既存の実行アカウントからマネージド ID に移行する

実行アカウントとマネージドIDの挙動の違いについては、以下の情報が参考になるでしょう。

実行アカウントとマネージド ID の違いについて

エージェントを利用した User Hybrid Runbook Worker の廃止(2024-08-31)

Azure Automation is retiring Agent-based User Hybrid Runbook Worker (Windows & Linux) on 31 August 2024

User Hybrid Runbook Worker の大雑把な説明としては、
Runbookの実行環境としてクラウド上のマネージドなリソースではなく、自前で用意したVMにする仕組み…といった感じでしょうか。

今までは、自前のVMに エージェント と呼ばれるアプリをインストールして、Azure Automation 側に認識をさせる形で実現していましたが、今回の変更で 拡張機能(Extension) で行うようになるとのことです。

具体的な移行方法については、以下の情報が公式情報となります。

拡張機能ベースの Windows または Linux ユーザー Hybrid Runbook Worker を Azure Automation にデプロイする

Linux VM 用 DSC拡張機能の廃止(2023-09-30)

Desired state configuration VM Extension for Linux, and Azure Automation DSC support for Linux, will be retired on 30 September 2023

こちらも先ほど紹介した実行アカウント廃止と同じタイミングでのサポート停止となるようです。

以下の変更計画の案内が紹介されていますので、サポート切れとなる前の対処が推奨されます。

Linux の Desired State Configuration 拡張機能からマシン構成への変更の計画

さいごに

この手のサービスの廃止やサポート終了は、クラウドサービスでは特にフットワーク軽く対応していかなければなりません。

そのため、なるべくアンテナを張り巡らせ、情報をいち早くキャッチすることが肝要です。

Azure の更新情報(廃止情報に絞り込み)

冒頭でも紹介した上記のリンクを、月に1回か2回くらいは読み込んでおくと、いざというときに慌てずに済みそうです!

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