まだまだRHEL8を入れることが多いですが、RHEL9をインストールしてみました。
- インストーラ起動
「Install Red Hat Enterprise Linux 9.1」を選択します。
- 言語選択
インストール時に使用する言語を選択します。
- 各種設定
インストール概要画面で必須の設定と環境に合わせて各種設定を変更していきます。
日付と時刻でタイムゾーンを選択します。
「Red Hatに接続」を設定するとOSインストール時にRedhatから最新のパッケージをインストールするようになります。
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今回はインターネットに接続しないので設定しません。
参考情報
ソフトウェアの選択で必要なベース環境、ソフトウェアを選択します。
今回は「最小限のインストール」を選択します。
インストール先の設定を行います。開くと自動構成が選択されるので自動でよければ完了を選択します。
セキュリティープロファイルを設定します。
デフォルトではセキュリティーポリシーの適用がオンでプロファイルが選択されておらず、強制されるプロファイルはありません。
セキュリティーポリシーの適用がオンだと必要なパッケージがインストールされてしまうので今回はオフにしています。
参考情報
rootパスワードを設定します。必要に応じアカウントロックやSSHログイン許可を設定します。
インストール概要画面から「インストールの開始」を選択するとインストールが始まります。
インストール完了後「システムの再起動」を選択してインストールは完了です。
- RHEL8からの変更点・注意点
- パッケージ
新規導入では気にしなくてもよいですがリプレースではRHEL8にはあるが9では削除されているパッケージに目を通したほうが良いです。
また配布されているがRHEL9ではサポートされないパッケージがあります。
サポートのないリポジトリはOSメディアにはないので意図せずインストールしてしまうとうことはなさそうです。
ざっと見たところRHEL9にはdumpコマンドがないようですので古いシェルスクリプトをそのまま使うときは注意が必要です。
配布のない古いパッケージをどうしても使うときは自己責任となりますがEPELを探してみます。 - RHEL9からRHEL6にSSH接続できない
移行元や通信先にRHEL6がある場合はデフォルト設定ではSSH接続できないので注意が必要です。
- /etc/sysconfig/network-scriptsにファイルがない
/etc/NetworkManager/system-connections に移動しています。
- /etc/selinux/configでSELINUXを無効にできない
コマンドで設定できます。
grubby –update-kernel ALL –args selinux=0