先日、案件で Azure App Service スロットについて話題があがりました。
スロットのスワップ機能、毎回調べては忘れて…を繰り返す微妙にややこしい機能なので、
その時から考えていた「スワップ機能を良い感じに理解する方法」を、雑談的にまとめてみます。
雑談「転居届を出さない引越し」
あるマンションの2つの部屋には
- A号室 に aさん
- B号室 に bさん
が住んでいます。
家賃は同じで内装が微妙に違うものとします。
aさん と bさん は、お互いの部屋の内装に魅力を感じていたため、部屋を 交換する ことにしました。
お互いが 中の荷物 を整理しているとき、そういえば 備え付けの家具 もあったな…と気づき、
それらは持って行かないよう、注意して荷物をまとめ、お互いに部屋を入れ替えて引越し完了です。
ところが、郵便局に出す転居届や、諸々の住所変更手続きを忘れていたので、
郵便物 などは交換後も「お互いが元にいた部屋」に届いてしまいました。
補足
- 上記の雑談を以下のように置き換えることで App Service スロットのスワップ機能の説明になるのではないでしょうか。
雑談中の単語 | 技術用語 |
---|---|
aさん/bさん | アプリ本体 |
A号室/B号室 | スロット |
交換する | スワップ |
中の荷物 | 環境変数(アプリケーション設定) |
備え付けの家具 | 環境変数(アプリケーション設定)のうち、「デプロイスロットの設定」にチェックを入れたもの |
郵便物 | リクエスト |
特に 備え付けの家具のくだり、郵便物のくだり は、毎回 App Service をいじる度に「あれ…?」となるので、覚えておきたいところですね…。