Google Docs で見出しに項番を自動付与する方法

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Google Docs、使っていますか?Microsoft Word の Google 版ともいえるブラウザ上で動くワープロソフトですが、今回はこの Google Docs における「目次」の作り方、そして見出しに項番を自動付与する方法を説明します。

目次の作り方

テキストの「スタイル」から「見出し 1」や「見出し 2」などを選択すると、その段落が見出しとしてスタイリングされます。

この状態で、Google Docs 上部のメニューから「挿入」→「目次」と選択すると、目次が挿入されます。

文章を書き進めて見出しに変更があった場合は、挿入した目次部分をクリックすると左側に出てくる「目次を更新」アイコンを押下します。こうすると目次を更新できます。

見出しの項番を自動付与する方法

Google Docs の標準機能には、見出し番号を自動付与する機能はないようです。そこで調べたところ、 「Markdown Tools」 というアドオンを利用することで対応できることが分かりました。

まずはアドオンをインストールします。

  1. Google Docs 上部の「拡張機能」メニューから「アドオン」→「アドオンを取得」と進み「Google Workspace Marketplace」を開く
  2. 「Google Workspace Marketplace」で「Markdown Tools」を検索し、インストールする
  3. Google Docs 上部の「拡張機能」メニューに「Markdown Tools」が追加されているので、この中から「Heading Numbers」→「1.2.3.」を選択する

こうすると、既に存在している見出したちに「1. ○○」「2. □□」というような項番が自動付与されます。「見出し 2」「見出し 3」などのネストされた見出しに対しても、「2.1.3. △△」というようにネストされた項番が付与されるので便利です。

文章を書き進めて見出しに変更があった場合は、上述の手順 3. と同じように「Heading Numbers」→「1.2.3.」を選択し直すことで、見出し番号を更新できます。既に項番が振られた「2.1.3. △△」のような見出し箇所についても、前後の見出しから項番部分だけの違いを自動的に見つけて「2.1.4. △△」というように自動修正してくれます。

目次に含まれる項番については、見出し番号を更新した後に「目次を更新」アイコンを押下することで追従更新できます。


アドオンに頼る、という発想にあまり馴染みがなかったのですが、Google Docs は Google Apps Script (GAS) による自動操作なども自作できるようで、無限の可能性があることを発見できました。

ジョエル・スポルスキの「やさしい機能仕様」の例のように、ドキュメントを MS Excel や Google Sheets で書くのではなく、また Markdown で頑張るでもなく、図表も扱いやすい MS Word や Google Docs のようなワープロソフトを使ってみることも検討してみると、違った刺激が受けられると思います。今回の記事が Google Docs の活用に役立てば幸いです。

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