DS検定を受験しました

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DS検定を受験しました

1.はじめに

DS検定(データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル)という資格を受験してみました。

受験&合格発表から少々期間が経っていますが、どのような資格か、試験勉強、結果、その後などについて記載しています。

2.資格について

リリース元は、社団法人データサイエンティスト協会です。

資格の概要については、下記の資格公式サイトをご参照ください。

  • データサイエンティスト協会: https://www.datascientist.or.jp/dskentei/#

この資格の難易度ですが、データサイエンティスト協会が定義しているスキルレベルでは、最も低い「アシスタント データサイエンティスト」(見習いレベル)に位置されています。

この資格の取得により、データサイエンティストに必要なデータサイエンス力・データエンジニアリング力・ビジネス力について、
それぞれ見習いレベルの実務能力や知識、また、数理・データサイエンス・AI教育のリテラシーレベルの実力を有していることを証明することができるとのことです。

今回受験した、2021年9月が第1回の新しい資格です。

3.試験勉強

試験勉強で使用したコンテンツは下記のとおりです。
後述しますが、私はデータサイエンティストではないものの、データサイエンスや機械学習について全くの素人ではありません。
そのため、学習期間は4週間弱です。

書籍

『最短突破 データサイエンティスト検定(リテラシーレベル)公式リファレンスブック』(技術評論社)

現時点(2022年1月)では、唯一の資格本となります。教本ではなくリファレンスブックですが、巻末に模試が載っています。
読み物としても面白かったです。

書籍内の「頻出」と書かれているページは暗記するつもりで、また、模試は全問正解できるまでやり直しました。

対策講座

対策講座「DS検定リテラシーレベル対応データサイエンティスト基礎講座」(スキルアップAI株式会社)

公式サイトで紹介されている対策講座を行っている数社のうち、以前、E資格受験の際お世話になったスキルアップAI社の講座を選びました。有料/無料講座があるのですが、今回は無料の講座にしました。
いくつかのカリキュラムがあり、計10時間くらいの講座ですが、非常に分かり易かったです。

前述のとおり非初心者なので、既に知っている部分もありましたが、あまり知識がない分野の動画について、再生速度を上げて繰り返し見ました。

対策アプリ

データサイエンティスト検定™ リテラシーレベル対策アプリ(スキルアップAI株式会社)

より多くの問題を解きたかったので、試験対策用のスマホアプリを購入しました。

こちらも全問正解できるまでやり直しました。

4.試験について

問題数は、公式サイトでは80問程度とのことでしたが、90問ありました。
ただ、問題数が多すぎて時間が足りないということはなく、全問回答し軽く見直しすることができました。
試験終了後、結果レポートを貰うことができます。このレポートで正答率を知ることができますが、合否については分かりません。

5.結果

合格通知メールが、11月2日に届きました。結果は合格でした。
スコアは下記のとおりです。

サマリー

  • 総合計得点:410
  • データサイエンス:205
  • データエンジニアリング:105
  • ビジネス:100

スコア詳細

  • データサイエンス:91%(81%)   ※( )内は平均正答率です。
  • データエンジニアリング:84%(78%)
  • ビジネス:100%(84%)

公式サイトによると、合格ラインについては非公開となっております。
私が今まで受験してきた資格は60~70%が合格ラインのものが多かったためその位を予想していたのですが、他の方のブログなどを見てみるとスコア70%台の方で不合格という方もいらっしゃるようでした。

平均点がかなり高めなのですが、今回、有識者の受験が多かったためと勝手に予測しています。
そもそも私も、この資格の存在を機械学習系のSNSで知ったので…。

6.その後

12月に入って合格証明書が郵送されてきました。検定ステッカーが同封されていました。
同じく同封されていた送付状には、デジタルバッジも発行されるとありました。(2022年1月中旬時点ではまだ発行されていないようです)

7.感想

今回受験した資格はまだ見習いレベルなので、既にデータサイエンスを学んでいる方や関連業務に関わっている方には、あまり難しくは感じなかなったかもしれません。それでも個人的には多くの学びを得ることができました。
今後、上位スキルレベルの資格がリリースされたら、是非とも挑戦したいです。

このリテラシーレベルに関しては、データサイエンティスト(見習い)でなくても、IT企業のプロジェクトマネージャ、エンジニア、営業にも有用な知識が盛り込まれているため、社内勉強会や社員教育の一環として学習&受験してみるのも良いのではないでしょうか。

8.筆者スペック

今回の資格に関連するものを上げてみました。

データサイエンス

日本ディープラーニング協会 G検定・E資格、統計検定2級を保有。
データ分析や機械学習(自然言語処理を少々)の業務経験あり。

データエンジニアリング

DB、分散技術、クラウド(AWS、GCP、AlibabaCloud)他、一般的または専門的な知識や業務経験あり。
プログラミング言語は、最近はメインでPython、JavaScriptを使用。

ビジネス関連

あまり知識なし。

現在は、クラウドやビッグデータ関連のお仕事に携わっています。

以上

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